現在の日本の政治体制は民主主義だと言われるが、本物ではない。偽物の民主主義だ。本物民主主義(Real democracy)の皮を被った偽物民主主義,Fake-democracy)だ。「国会議員の、国会議員による、国会議員のための国会」にしか見えない。日本以外のどの国に本物の民主主義があるのか、と問われれば、寡聞にして「不知」だ。モデルとすべき本物民主主義の国家を見つけ出すことができない。
だが、コピペしていいような模範的な国家が見つからないからといって、日本の偽物民主主義をこれ以上は野放しにはできない。これまでは、野放しでも80年にもわたって、日本は戦火から免れてきた。しかし、それは偶然にすぎない。それは、どこかの外国に頼りきりで、一方的に守ってもらっていたからだ。偶然の積み重ねで、やっと維持できてきた日本の平和、偽民主主義、今後も長続きするとは、誰も言いきることはできない。現在の日本の平和は、明日をも知れない「危なっかしい平和」なのだ。日本の現在の政治システムは、民主主義ではないし、専制主義でもない。国民に迎合するだけの、未来の危うい「砂上の楼閣」のようなものだ。「ばらまき」と「無節操な迎合」で持ちこたえている愚衆政治体制なのだ。
本物の民主主義を創造するためには、現在の国会システムを抜本的に作り替えるべきだ。重要な改正ポイントはいくつもあるが、絞り込んで、Top10と思われる事項を列挙すると以下のようになる。